真夏の過ごし方

高齢者が真夏に家の中で過ごす際には、特に熱中症に注意が必要です。高齢者は体温調節機能が低下しているため、室内にいても熱中症になるリスクが高いのです。以下の点に注意して、安全に夏を過ごしましょう。

1. 室温管理

• エアコンの活用:
  • 室温が28℃を超えないように、エアコンを適切に利用しましょう。
  • 就寝時も、タイマー機能などを活用してエアコンをつけましょう。
• 温度・湿度計の設置:
  • 部屋の温度と湿度を常に把握し、適切な状態に保ちましょう。
  • 湿度が高い場合、除湿機能も活用しましょう。
• 遮光対策:
  • 日中はカーテンやブラインドを閉め、直射日光が室内に入るのを防ぎましょう。
  • 遮熱効果のあるカーテンやフィルムも有効です。
• 換気:
  • 午前中や夕方など、比較的涼しい時間帯に窓を開けて換気を行いましょう。
  • 扇風機や換気扇を併用すると、効率よく空気を循環させることができます。

2. 水分補給

• こまめな水分補給:
  • のどが渇いていなくても、こまめに水分を補給しましょう。
  • 特に、起床時、入浴前後、就寝前には必ず水分を補給しましょう。
• 水分補給の工夫:
  • 水、麦茶、スポーツドリンクなどを活用しましょう。
  • カフェインやアルコールは利尿作用があるため、控えめにしましょう。
• 食事からの水分補給:
  • 水分を多く含む野菜や果物（キュウリ、トマト、スイカなど）を積極的に摂りましょう。

3. 服装・その他

• 通気性の良い服装:
  • 吸湿性・通気性の良い素材（綿、麻など）の服を選びましょう。
  • ゆったりとした、体を締め付けない服装を選びましょう。
• 室内の整理:
  • 室内に熱を溜め込みやすいものをできるだけ減らしましょう。
  • 風通しが悪くならないように室内に物を溜め込みすぎないようにしましょう。
• 体調管理:
  • 日頃から体調に気を配り、少しでも異変を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。
  • 家族や周囲の人に、体調の変化を伝え、協力してもらいましょう。

4. 周囲の協力

• 見守り:
  • 高齢者のいる家庭では、家族や近隣住民が協力して、こまめな声かけや安否確認を行いましょう。
• 情報提供:
  • 高齢者向けに、熱中症予防に関する情報を積極的に提供しましょう。

これらの対策を講じることで、高齢者は真夏でも安全に家の中で過ごすことができます。